住んでみたブログ⑤軒の出を1200出してみたが

こんにちは。深津です。

今回の住んでみたブログは、軒の出についてです。今まで家の中の話が多かったのですが、家の外にも目を向けてみようと思います。

まずは、軒の出の基本から

あらためて、軒の出のメリット

雨を防ぐよ!

外壁や窓に対して雨が吹き付ける量を減らしてくれます。軒ゼロの家だと、雨漏りのリスクを減らす対策が必要ですね。

夏の日差しを防ぐよ!冬は入れるけど

夏のように太陽高度が高い時期の日差しは防いでくれます。日差しが欲しい冬になると、高度が低くなるので日差しを取り込むことができますね。

急な雨でも大丈夫!

窓を開けて換気しているとき、急に雨が降るときがあります。(夏場は急な激しい雨が多いですよね)そんなときでも、軒の出が深ければ家の中に雨が入ることが少なくなります。

以上が、一般的によく言われる軒の出のメリットです。次は住んでみた経験から、軒の出の良かったことをまとめます。

軒の出は1200。庇は2100。

住んでみた、軒の出のメリット

窓が濡れない安心感

ゲリラ豪雨のような強い雨でも、窓が濡れにくい。雨が降っていても、ちょっと外側で降っているような感覚があります。小さい傘をさすよりは、大きい傘の方が濡れにくいような感じでしょうか。

大雪も同様です。

エアコンの室外機とか給湯器が埋もれないのは、いいですね。機械なので負担がかからないにこしたことはないと思います。

もちろん日差しも遮るが…

夏場の日中の日差しは防いでくれます。我が家のリビング上は6畳の吹き抜けがあるのですが、その窓から夏の日差しが入った場合、室内温度がだいぶ変わってしまうんだろうなと思います。

ただし

住んでみて、その吹き抜けの窓から夜空をみると、月が見えることがわかりました。家の中から月見ができるのはよかったのですが、軒の出のおかげで見える範囲がとても狭い。

我が家の軒の出は、四季の住まいの標準よりも30㎝長い、1m20㎝。標準の長さにすれば、もっと月が見えたのでしょうか…。

ギリギリ見えた!ちょっとでも動くと見えなくなります…。

軒の出はコストupになりますが…

軒がしっかり出ている30坪の家と、軒がない30坪の家を比べると、当然軒が出ている30坪の建築費の方が高くなります。

坪単価をなるべく安く見せるのならば、軒がないほうが有利です。しかし軒の出をなくしてしまうと…

・外壁の負担が増える

・窓に強い直射日光が当たる(夏)

・窓に雨が吹き付ける

などなど、様々な問題がでます。

軒の出を無くす場合、無くしてOKでは終わらせてはいけません。外壁材がそのままでいいかの検討、窓からの日射の検討なども行う必要があります。

軒の出にコストを掛けて外壁や窓を守るか、外壁や窓自体の強化にコストを掛けるかの違いでしょうか。

結局コストを掛けるのであれば、より消耗しにくい軒の出にコストを掛けた方がいいのかなと思います。外壁はいずれ再塗装が必要ですが、軒の出は最初から出しておけばそのままでOKです。(屋根面積は増えるので、板金屋根等の再塗装時には若干コストアップになります。)

まあ、外観の好き嫌いも大切だと思うので、あまり合理性だけでは決めない方がいいかもしれません。どちらを選ぶにせよ、メリットデメリットを理解しておけば、対策もできますよね。

以上、軒の出のついてのお話でした。

おまけ ゲリラ豪雨の時の動画。風が強いと流石にデッキは濡れますが、窓は濡れませんでした。

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