畳と和室について新人がまとめてみた

こんにちは!企画室の髙野です。

皆さん和室は好きですか?
和室というとおじいちゃんおばあちゃんの家を思い出す方も多いのではないでしょうか。

日本独自の文化である和室。
家を作るなら和室が欲しいなと思いながらも和室を作ることで、部屋の雰囲気が一気に❝和❞になってしまうのではないかと不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は畳についてお話した後、洋風の家に畳を上手に取り入れる方法をご紹介します。

畳について

そもそも畳はなぜ「たたみ」と言うのでしょうか。
畳はかつて、むしろ・ござ・こも などの薄い敷物のことを表しており、使わない時は畳んで部屋の隅に置いておいたことから「たたむ」が名詞化されて「たたみ」になったそうです。

畳には意外な背景があったんですね。
豆知識を覚えたところで、本題に入っていきましょう。

□畳の構造

皆さん畳のことはご存じだと思いますが、実際畳はどのような構造になっているのでしょうか。

畳は主に土台となる「畳床」と表面を覆う「畳表」、縁を囲む「畳縁」で構成されています。

畳表の部分は一般的には天然素材のい草が用いられます。
しかし近年ではライフスタイルに対応して、和紙が用いられることも増えています。
和紙はい草と比べてカラーバリエーションが豊富です。
よって色にこだわる方は和紙を選択するのも1つの方法です。

他にもい草の畳と和紙畳の違いはあるのでしょうか。比較していきたいと思います。

□い草の畳

皆さんが畳といえば・・・で一番に想像するであろう、い草の畳。
そんな一般的ない草の畳のメリットとデメリットについて考えてみましょう。

メリット
✓調湿効果がある
✓い草の香りにリラックス効果がある
✓和紙畳より安価
✓空気浄化作用がある
✓肌触りがひんやりとしている

デメリット
✓シミになりやすい
✓ダニが発生しやすい
✓重たい家具を置くと跡が残る
✓日焼けして黄色くなる
✓表面が剥げてくる

い草の畳といえば、あの独特の香り。好きな方も多いのではないでしょうか。それもそのはず!い草の香りにはリラックス効果があるんだとか。

皆さんが意外だと感じたのは和紙畳より安い点ではないでしょうか。天然素材のい草の方が高価なイメージがありますが、これには驚きですね。一方でこまめな手入れが必要なのも天然素材ならではですね。

□和紙畳

一方で近年広がっている和紙畳にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

メリット
✓カビやダニに強い
✓撥水性や耐久性がある
✓お手入れが簡単
✓変色しにくい
✓カラーバリエーションが豊富

デメリット
✓い草に比べて少し硬い
✓凹みが戻りにくい
✓い草より高価
✓い草独特の匂いがない

和紙畳はい草の畳に比べて耐久性と撥水性があり、なおかつお手入れか楽なので小さな子供がいるご家庭は安心して使えるのではないでしょうか。
一方で、い草の畳より硬く、い草独特の香りがないので、い草の畳に慣れている方は違和感を感じることも多いと思います。

例えば畳は和紙畳の方が良いけれど、い草の香りも捨てがたい・・
なんて方は、座布団をい草のものにしてみたり、最近では❝ミニ畳❞なんていうのもあるので、ミニ畳をインテリアとして取り入れれば、い草の香りも楽しめる和室になるのではないでしょうか。

い草の畳も和紙畳もそれぞれにメリット・デメリットがあるので、ご家庭の状況によって適した方を選びましょう◎

畳の取り入れ方

□少し変わった畳の取り入れ方

和室 畳

畳というと長方形のものを組み合わせて和室にしているところが多いと思いますが、上の写真のように正方形の畳を組み合わせる方法もあります。

正方形の畳はなんだかモダンな印象ですね!

写真では少しわかりづらいですが、畳の目が交互になるように置くと、見え方によっては市松模様のように見えておしゃれになります。

□畳リビング

ところで 皆さん最近「畳リビング」という言葉耳にすることありませんか?

リビングというとフローリングのイメージが強いですが、リビングを畳にする案もあります。

フローリングに比べて畳はどこでもゴロゴロすることができますよね。
そんなどこでもくつろげる畳はリビングにピッタリですね。

でも家のデザインによっては畳が合わないこともあるのでは・・・と思った方、 畳を上手に取り入れる方法を次でご紹介したいと思います。

□小上がりの畳スペース

家のデザインに関わらず畳を上手に取り入れるには、畳スペースを少し段差を付けて取り入れるという方法があります。
段差を付けることで家のデザインに左右されず畳を上手に取り入れることができます。

一般的なフローリングと同じ高さの畳スペースでは地べたに座るため、他の場所にいる人たちよりも目線が下がっていまうという難点があります。
それを解消してくれるのも小上がりの畳スペースです。フローリングより30~35㎝ほど上げることで、他の場所にいる人とも目線が合わせやすくなり、コミュニケーションも取りやすくなります。
また小上がりにすることでちょっと腰をかけることができたり、畳の下に収納スペースを取ることもできます。

まとめ

今回は「畳と和室」についてお話しました。

畳は取り入れたいけど、洋風な室内に合わないかなと心配していた方も多いと思います。

しかし今回ご紹介したように、小上がりにすることで洋風な室内にも取り入れやすくなります。
また、広いスペースを取らなくてもちょっとした共有スペースや書斎などを畳にするだけでも印象は変わります。

日本独自の文化である畳。上手に取り入れることで洋風な家にも違和感なく取り入れることができるので、一度検討してみてはいかがですか?

以上、「畳と和室について新人がまとめてみた」でした。

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