キッチンについて新人がまとめてみた②
皆さんこんにちは!企画室の髙野です。
前回に引き続きキッチンについてお話したいと思います。
今回はセミオープンキッチンについての深堀りということで、どんな形のキッチンがあるのかをご紹介します。
セミオープンキッチンの種類
セミオープンキッチンと言ってもその形は様々です。どのようなキッチンがあるのか見ていきましょう。
□セミオープンキッチンの種類
セミオープンキッチンの種類には「I型キッチン」「L型キッチン」「セパレートキッチン」があります。
それぞれの形や特徴についてお話していきます。
□I型キッチン
まず最初にご紹介するのは「I型キッチン」です。
I型キッチンとはコンロからシンクまでが一直線になっているキッチンのことを指します。
I型キッチンと言っても実は様々な形があるんです。一つずつご紹介します。
●吊戸棚があるI型キッチン
これは頭上部分に戸棚が設置されているタイプです。
戸棚が付いているので収納力がある一方、開放感という点では少し劣るかもしれません。
とは言ってもキッチンからダイニングやリビングを見渡すことは可能です。
●吊戸棚がないI型キッチン
先ほどのに比べて頭上に吊戸棚がない分、開放感があり部屋がより広く見えます。
しかし収納部分が減るので、他の場所で補う必要はありますね。
●ペニンシュラ風のI型キッチン
こちらは先週のコラムでも登場したキッチンで、これがペニンシュラ風のI型キッチンです。
上半身から上の部分に空間を隔てるものがないI型キッチンを指します。
一般的なI型キッチンはコンロの前に壁がありますが、ペニンシュラ風ではコンロの前に壁はありません。よって視界を遮らないので開放感があります。
オープンキッチンのような開放感は欲しいけれど、手元が隠れた方がいいという方におススメです。
●アイランド風のI型キッチン
こちらは見た目はアイランドキッチンのように壁に接していないのですが、腰壁が付いていてフラットになっていないキッチンです。
これをアイランド風I型キッチンと呼びます。(写真がありませんでした…すみません。。。)
バリエーション豊かなI型キッチン
これまでご紹介したようにI型キッチンと言っても様々な形があることがわかりましたね。
吊戸棚があるかないか…壁がどのように付いているか…で、見た目はもちろん収納力や開放感が変わります。
以上、バリエーション豊かな「I型キッチン」でした。
□L型キッチン
次は「L型キッチン」についてお話しします。
L型キッチンとはキッチンがL字になっており、シンクとコンロ部分が直角で向かい合っています。
L型キッチンはI型キッチンに比べて作業スペースが広く取れることがメリットです。
またI型キッチンではシンクからコンロまで数歩の横移動を必要とします。一方でL型キッチンでは「横向け横」の90度回転でシンクからコンロに移動することができるので、効率よく料理をすることができます。
しかし、L型キッチンは広いスペースを必要とするためLDKを広く確保する必要があります。
またコーナー部分は収納はしづらく、デッドスペースになりがちです。
コーナー部分の収納を上手に生かせると収納力がさらに高まります。
□セパレートキッチン
次は「セパレートキッチン」についてお話しします。
セパレートキッチンはコンロやシンクが同じ台にあるのではなく、分かれているキッチンのことを指します。その形から「Ⅱ型キッチン」とも言われています。
セパレートキッチンはコンロとシンクが分かれているので、作業スペースを広く取れます。
またアイランドキッチンよりも大勢で囲んで調理することができます。
その一方で、コンロとシンクが分かれているため、洗った食材や鍋を移動させるときに水が垂れて床が濡れてしまうなどの懸念点もあります。
そのためコンロとシンクの”距離感”というのが大切になっていきます。
またアイランドキッチン同様に広いスペースを必要とするので、LDKの広さを確保することが重要です。
形を変えるキッチン
これまで3つのキッチンについてお話してきました。
その中でも「I型キッチン」と「L型キッチン」は壁と向かい合わせになるように設置すれば、壁付けキッチンになります。
壁付けにすることでスペースに制限がある方も気軽に取り入れることができます。
振り返ったところにダイニングスペースを設ければ、キッチンとダイニングの移動がとてもスムーズになります。
一方で「セパレートキッチン」は腰壁をなくすことで、セミオープンからオープンタイプのキッチンへと変わります。
ドラマ『結婚できない男』で阿部寛演じる桑野信介の自宅キッチンと同じタイプです。
見ていた方いらっしゃるでしょうか。懐かしいですね。
調理スペースが広くなり、天板がフラットになることでより開放感のあるキッチンになりました。
このようにキッチンをどこにどのように設置するかで雰囲気がガラリと変わるのがわかっていただけたでしょうか。
まとめ
今回は「キッチン」についてお話ししました。
キッチンの形はたくさんありますね。
きっとたくさん悩むと思います。
そんな時は
✓LDKの広さ
✓どれくらいの開放感が欲しいのか
✓常に綺麗な状態を保てるか
✓複数人で料理をしたいのか
これらを基準に考えてるのも一つの方法だと思います。
特にオープンキッチンは広いスペースを必要とするので、LDKの広さとの兼ね合いが重要になります。
今回この記事を読んでくださった方、こんなキッチンにしたいなぁというのが見つかったでしょうか。
ペニンシュラキッチンやI型キッチンでは壁の奥にパントリーを作ることで、食品の出し入れがスムーズになります。
ダイニングやリビングにいる人たちと目線を合わせたい方はキッチンを小下がりにするという案もあります。
ちょっとした工夫でとても使いやすいキッチンに変わるので、これを機にどんなキッチンにしたいかじっくりと考えてみてはいかがでしょうか。
ちなみに私は対面のI型キッチンでカウンターを作るのが夢です(^^)
どんな形のキッチンにするか、料理している姿を想像しながら楽しく決めていけるといいですね♪
以上「キッチンについて新人がまとめてみた②」でした。