基礎工事
前回から少し期間が空いてしまいましたが、
12月に入り始まった基礎工事が終了したので、今回はその様子をレポートしたいと思います。
本社モデルハウスが建つ場所は崖条例*により、深い基礎を作らなくてはいけないため、通常より少し時間がかかっておりました。
では本題の基礎工事についてですが、おおまかな流れとしては
1.基礎の基礎作り
2.配筋
3.コンクリート打設
と進みます。
1.基礎の基礎作り
まず初めに建物の位置を確認するため、紐のようなもの(地縄)を張ります。
通常、この時点で工事が無事に終わるように安全祈願をする「地鎮祭」という儀式を行います。その際に地縄張りを見て建物の位置をお施主様と確認します。
次に砕石→防湿シート→捨てコンクリートの順に敷き詰めていき、基礎を作る土台を作っていきます。
こうして基礎の基礎づくりの部分が完成です。
これらは建物の位置を正確にすることや基礎の強度を上げるためにもとても重要な工程になります。
2.配筋
次は鉄筋の部分を組み立てる「配筋」という作業です。
右の写真は配筋完了後の様子です。
下の写真は配筋完了後の様子です。
エアパス工法の床下換気口が入る部分には配筋はせず、周囲に鉄筋を斜めに組むことで強度を上げています。
3.コンクリート打設
配筋が終わると、基礎となる部分に型枠を組み、そこに生コンと呼ばれるやわらかいコンクリートを流しこんでいきます。
まずは底盤(底の平の部分)の部分から作っていきます。
底盤のコンクリートが固まると、次は立上がりの部分の型枠を組み、生コンを入れていきます。
右の写真は立上がりの部分までコンクリートが入れ終わった様子です。
底盤のコンクリートが固まると、次は立上がりの部分の型枠を組み、生コンを入れていきます。
下の写真は立上がりの部分までコンクリートが入れ終わった様子です。
基礎を上から見てみると、エアパス工法の床下換気口を取り付けるところは木でブロックされ、コンクリートが流れ込まないようにしてあります。
そしてコンクリートがしっかり固まった後、型枠を外して基礎の完成です。
以降、年明けに建て方工事が行われ、少しずつ建物の形になっていきます。
次回は建て方工事の様子をお伝えしていきたいと思いますのでお楽しみに!
*崖条例:敷地が崖に面していて、一定の高さを超える崖の上または下に建物を建築する場合に制限等を設ける条例です。