和室の収納の種類とは?扉による使い勝手の違いもご紹介

セカンドリビングや、来客時の寝室、子どもの遊ぶスペースなど多様な使い方のできる和室。和室の収納も同様に、リビングに収納しきれないものや、来客用の布団や子どものおもちゃ、季節の飾りものなど、収納したいものは多岐にわたります。

今回は豊富な収納が求められる和室の収納についてご紹介します。和室を取り入れたいとお考えの方はぜひ最後までご覧ください。

押し入れ

ドラえもんの寝床としてお馴染みの押し入れ。

和室に設けられた寝具や衣類をしまうための場所を指します。押し入れの中は中板によって上下が仕切られており、外側には中が見えないよう襖などの建具が取り付けられています。

大きな物をしまうことのできる便利な押し入れ収納ですが、古風な印象が強くモダンな和室には合わせにくいと感じる方も多くいらっしゃいます。そんな方には次の吊り押し入れがおすすめです。

和室 収納 押し入れ

吊り押し入れ

天井から吊った状態の押し入れのこと。

下部分が空くので視線が抜け、空間が広く感じます。地窓や間接照明と組み合わせることでデザイン性の高い和モダンな空間を演出できます。

通常の押し入れよりも収納量が劣るため、収めたいものが入りきるか事前に計画しておくと安心です。

天袋

天袋は天井に接して造られるの戸棚のことを指します。主に押し入れの上部や、「床脇」と呼ばれる床の間の隣のスペースの上部に取り付けられます。

踏み台を使わないと届かない高い位置にあるので、頻繁に出し入れをする必要のない思い出の品や頂き物の収納に適しています。重いものを入れると底がゆがんでしまう可能性があるので注意が必要です。扉を付けずに神棚として使用するのもおすすめです。

地袋とは

床に面して取り付けられる戸棚のことを指します。低い位置にあるので重い物や比較的出し入れの多い物の収納に適しています。また物を収納するだけでなく、上部に花瓶などを置き飾り付けを愉しむことも可能です。

収納の扉

収納するものにより適した収納場所がありましたが、収納の扉も利便性を左右する大事な要素です。収納したい物の大きさや取り出す頻度、和室の広さに合わせた扉を検討してみてください。

引き戸

横にスライドし戸を開けるため、手前側に物を置いていても開けることができます。小さめの和室や和室にこたつなどの家具を置きたいと考えている場合におすすめです。開く際に戸を収める空間が必要なため、全開にすることはできません。大きなものを入れるときや、収納内の整理整頓をしたい時に不便に感じる可能性があります。

両開き

引き戸と異なり全開にすることができるので大きなものの収納をする場所に適しています。手前に引いて開けるので、家具などが付近に置いてあると開けられません。

けんどん式

上下の溝に板をはめ込む方法を用いた戸のことです。引き戸の省スペース性と、両開きの大開口の両方のメリットを兼ね備えています。開け閉めに多少の手間がかかるので出し入れの頻度が低い場所に取り入れるのがおすすめです。

和室内に収納スペースを設けられない場合

最近では、リビングの一角に3畳程度の畳コーナーをつくるなど、従来の和室より簡易的な和室も増えています。小さな和室で収納スペースを設けることができない場合には和室を一段高くし、下に引き出しを設置することで、収納を確保できます。

まとめ

和室の収納には、押し入れ、天袋、地袋などがありそれぞれ適した収納があります。扉も同様に利便性を考えて適したものを選ぶことが大切です。

事前に収納したいものを把握し、収納するものや和室の大きさに最適な和室収納を選んでみてください。

和室について詳しく知りたい方にはこちらもおすすめです。

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