障子について新人がまとめてみた
こんにちは!企画室の髙野です。
緊急事態宣言が解除されましたが、皆さんはいかがお過ごしですか?
解除されたものの、第2波…第3波…が来ることを考えると外出もどこまでが許容範囲か悩ましいところですね。
思いっきり外出ができる日が来ることを祈るばかりです。
ところで今回は「障子」についてお話ししたいと思います。
皆さんは障子にどんなイメージをお持ちですか?
一番に思いつくのは「和室」ではないでしょうか。
障子を取り入れるだけで、一気に和の感じが強くなりますよね。
皆さんは、障子を取り入れたいと思いますか?
ということで、障子についてお話しし、さらに皆さんにプラスになるような情報をお届けします。
障子とは
皆さんご存じの通り、通常障子は木枠に和紙を貼っているものを指します。
障子というと皆さんこのようなのをイメージするのではないでしょうか。
障子は写真のように畳がある和室にあるイメージですよね。
一方でこちらはどうでしょう。
和室ではなく、リビングに障子を取り入れています。
リビングに障子というのはなかなかイメージがないですが、このような取り入れ方も良いですね!
では障子はカーテンと比べてどのような特徴があるのでしょうか。
□障子の特徴
障子の特徴は
・吸湿性がある
・断熱性が高い
・日中閉めても明かりが入る
・自然な明るさ、温かみを感じる優しい明るさ
です。
特に「自然な明るさ、温かみを感じる明るさ」を感じられることが障子の大きな特徴ではないでしょうか。
またガラスの光の透過率は一般的に90%と言われていますが、障子の場合は40~50%と光を適度に取り込むことに優れています。
また冬は障子を閉めることによって、ガラスの内側に1枚壁ができるような状態になり窓のサッシから逃げてしまう熱が障子でガードされることで断熱効果が高まります。
一方でカーテンは障子のようにガラスの内側の壁としての役割という点では劣ってしまいます。
だからといって断熱性能が低いわけではなく、断熱性能の高いサッシを取り入れればカーテンでも断熱はしっかりとできますよ。
障子をおしゃれに取り入れたい
障子というと「和」の印象が強く、障子で室内をおしゃれにするイメージはないかなと思います。
そこで障子をどのように取り入れれば、おしゃれな室内になるのか見ていきましょう。
□障子の種類を抑えよう
冒頭でお見せした写真は一般的な障子です。
ですが、それ以外にも障子の種類はたくさんあります。
皆さんも見かけたことがあるのではないでしょうか。
障子は枠の中で格子状になっている❝組子❞と呼ばれる部分の形によって種類が分かれています。
今回は主な障子の種類について簡単に説明させていただきます。
・荒組障子・・・縦横の組子の間隔が大きいもので、住宅の和室にもっとも一般的に用いられるているもの
・縦繁障子・・・縦組子が通常よりも多い障子で、関西地方で好まれている
・横繁障子・・・横組子が通常よりも多い障子で、関東地方で好まれている
・腰付き障子・・・下部35cmほどの高さまで板張りの腰(腰板)をつけたもの
・猫間障子・・・一部分に開閉できる小障子を合わせたもの
・摺り上げ雪見障子・・・ のちに猫間障子にガラスがはめ込まれるようになったもの
・雪見障子・・・障子枠の一部にガラスをはめ込んだ障子(部屋から雪景色の庭が見られることからこの名前がついたんだとか)
このように組子をどのように組むかによって印象を左右させることができます。
部屋の用途や雰囲気に合わせて変えてみると良いですね。
□障子でおしゃれな空間造り
先ほどもお話ししましたが、障子は適度に光を通してくれます。
これを生かしておしゃれな室内空間を作ってみましょう。
その方法は上の写真のようにガラスと障子の間に模様のあるレースカーテンを付けるという方法です。こんなの見たことない方が多いと思います。
ではなぜこれがおしゃれな室内空間を生み出すのでしょうか。
それはこのようにレースカーテンの柄が障子に浮き出るからです。
障子1枚よりも光を遮りながらもレースカーテンの柄が障子に浮き出て見え、視覚的に楽しむことができますよね。
このように障子×レースカーテンの和と洋の組み合わせでおしゃれにしてみてはいかがですか?
□障子でもしっかり遮光したい
障子は程よく光を取り込んでくれるのが特徴ですが、夜はしっかり光を遮りたいって方もいらっしゃいますよね。
そんな方は、障子の上からカーテンやロールスクリーンを設置してみてはいかがでしょうか。
障子にカーテン?ロールスクリーン?と思う方もいらっしゃると思いますが 、アースカラーの色を取り入れるとバランスが取れると思います。
アースカラーとは、 木や土、植物などの自然物をイメージした色のことで、 ベージュ・カーキ・ブラウン系や海を感じさせるブルー系を指します。
柄や素材も自然素材に近いものや和のようなものを取り入れると、室内のバランスを崩すことなくカーテンを取り入れられると思います◎
「百聞は一見に如かず」ということで実際に見て触れて決めましょう。
まとめ
今回は「障子」についてお話ししました。
障子とカーテンでどちらがいいのか迷う方もいらっしゃると思いますが、障子とカーテンでは光の通し方が異なります。
よってどちらが良いというのではなく、場所や用途によって適切な方を選ぶのが快適な室内空間を作るコツです。取り入れたい場所や部屋の用途によって工夫してみましょう。
悩むことも多いと思いますが、せっかくなのでたくさん悩んで納得のいく空間づくりを目指していきましょう!
以上、「障子について新人がまとめてみた」でした。
もし次のネタが決まってなければ、第一種低層住居地域など、用途地域について説明などいかがでしょう?
コメントありがとうございます。
企画室の髙野です。
用途地域の説明、おもしろいですね!
今まで用途地域に触れてきたことはありましたが、詳しい説明はまだなので投稿してみたいと思います(^^)