軒天(軒裏)とは?木目がおしゃれな施工例もご紹介

お家の第一印象が決まる外観。

今回は外観の印象を左右する「軒天」をご紹介します。

「軒天」についての基本から、おしゃれな木目の軒天を採用する際のメリットやデメリット、さらには軒天の向きや色に関するポイントまで、幅広くお伝えしていきます。

ぜひ最後までお付き合いください。

軒天とは

軒天 軒裏

軒天とは、「屋根の外壁より出ている部分(軒)の天井」です。

屋根の外側に突き出た部分を軒と言い、その上にある天井が軒天です。

下から見上げた時の呼び方が「軒天」、上から見た場合は「軒裏」と呼ぶそうですが、指している場所は同じです。

軒天にはいくつか役割があります。

  • 見た目を整える
    • 軒天が無い場合、野地板や垂木などの屋根の構造材が外部から見えてしまいます。これらを隠すことで外観をスッキリと見せることができます。
  • 劣化を防ぐ
    • 軒天があることで、屋根の構造材へ直に雨風があたらず、劣化を防ぐことができます。
  • 屋根が燃え広がるのを防ぐ
    • 軒天を耐火性のあるものにした場合、火事が起きた時に延焼を防いでくれます。

素材

金属製

軽く、耐火性にも優れた素材。錆が発生すると耐久性が落ちてしまうため、錆にくいガルバリウム鋼板やアルミスパンが使われることが多いです。

不燃材を使ったボード

性能が高く、コストパフォーマンスにも優れたボード系。耐火性、吸湿性にすぐれたケイカル板が主流です。

天然の木

木目の美しい天然の木。耐久性は他の素材と比べると劣りますが、木の家との相性が良くデザイン性に優れているので人気です。

軒天を木にした場合のメリット

デザイン性が増す

自然の木目が上品なおしゃれさを演出します。外部に使用している格子などの木部や、お庭の緑と調和しやすいため、お家全体に一体感が生まれます。

室内と外との繋がりが生まれ

室内を板張りの天井で仕上げた場合には、軒天も木で仕上げることによって、内と外がひと続きになったような開放感が生まれます。

軒天 軒裏

軒天を木にした場合のデメリット

一方で、木製の軒天にはいくつかのデメリットも考慮する必要があります。

メンテナンスが必要

木は風雨や紫外線に晒されると劣化しやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。

ただし、雨が直接当たることは少なく、軒の影になることで日差しが当たることも少ないことから他の外部の木部よりは劣化しにくいです。

天然の木が使えない地域がある

準防火地域では使用が制限されることがあります。準防火地域とは、火災が広がるのを防ぐために建材に防火性のあるものを使うなど建築制限のあるエリアのことです。

施工方法などによっても変わるため、詳しくはハウスメーカーにお問い合わせください。

板の向き

木製の軒天を選ぶ際には、板の向きも検討が必要です。

長手方向

木の目が建物の長い部分に並行になるように貼ると外観に奥行きが感じられ、建物全体が引き締まります。

短手方向

建物に対し垂直に貼った場合は、軒天の一部が劣化した時に交換する面積が少なくなるため、メンテナンスのコストを抑えることができます。

軒天 軒裏
長手方向
軒天 軒裏
短手方向

一般的には白い軒天が多い印象ですが、それはなぜでしょうか?

  • 影になる部分なので色が暗く出てしまう
    • 軒天は建物の上部に位置しており、日中は影になりやすいです。そのため、暗い色を選ぶと視覚的に建物が重く見えてしまうことがあります。
  • 白にすることによって反射で建物が明るく見える
    • 白い軒天は光を反射し、建物全体を明るく見せる効果があります。これにより、爽やかなイメージを持たせることができます。

上のような理由から、白を選ぶ方が多いです。白以外には暗めの色で引き締めたりすることもあります。軒天に天然の木が使えない地域の場合は、軒天を茶色にすることで雰囲気を近づけることも可能です。

下は暗めの外壁色に白の軒天と、茶色の軒天を使用した事例です。軒天の色によってかなり印象が違って見えるのではないでしょうか?

軒天 軒裏
白の軒天
軒天 軒裏
茶色の軒天

まとめ

ちょっとしたポイントですが、意外と目に入る軒天。外観の雰囲気に合わせて軒天も一工夫してみてはいかがでしょうか?

軒の出を長くすることで軒天も見えやすくなり、建物全体の印象が変わります。軒天にこだわる場合は長い軒の出がおすすめです。

軒の出の長いお家に住んでいるスタッフのブログもあるので、ぜひ参考にしてみてください。

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