越屋根(こしやね)について新人がまとめてみた
こんにちは!企画室の髙野です。
皆さん「越屋根」ってご存じですか?
屋根のことだなというのはわかりますね。
あまり聞きなじみのない言葉かなと思います。
そこで今回は越屋根とは何か、どんな役割があるのかお話ししたいと思います。
越屋根って何?
越屋根とは大きい屋根の上に付いた小さい屋根を指します。
古民家の屋根などに昔から見られます。
では越屋根にはどのような役割があるのでしょうか。
□越屋根の役割
越屋根はかまどや囲炉裏の上にあり、煙を出す役割をしていました。
それが現代にも受け継がれています。
越屋根のメリットとは
・明るさを確保できる
・効率よく換気ができる
です。
立ち上がりの部分から明るさを確保することができます。
そして高いところに窓が付くことによって、夏の熱い空気や湿気が上から逃げてくれるので効率よく換気ができます。
光は直接入ってこないものの、明るさを確保できるのはいいですね!
□デメリット
次は越屋根のデメリットも見ていきましょう。
越屋根のデメリットとしては
・外壁塗装は特殊な工事が必要
・屋根のメンテナンスに手間がかかりやすい
・費用が高い
です。
やはり普通の屋根と違い、特殊な工事やメンテナンスが必要になるため時間とコストがかかりますね。
□越屋根~施工事例~
越屋根は室内から見るとどのようになっているのでしょうか。
上の写真が越屋根を室内から見た様子です。
梁で窓の部分は見えませんが、実際の様子をイメージしていただけたでしょうか。
次は越屋根のある家の外観事例です。
越屋根を付けると和風の家になりそうなイメージがあります。
しかし右下の写真のように和風過ぎない外観の家にも越屋根は違和感なく取り付けられることがわかっていただけたでしょうか。
まとめ
今回は「越屋根」についてお話ししてきました。
和の強い家に取り付ければより和っぽくなりますし、洋風な見た目の家にも取り付けられます。
室内環境に良い効果をもたらしますが、コストがかかるので悩みどころですね。
以上「越屋根について新人がまとめてみた」でした!
越屋根についての考察を拝見しました。
私は建築のシロウトですが、やはり越屋根に興味を持って調べ、このほどHPをアップしました。まだ勝手な推測の段階ですので、建築史の専門の方のご意見をいただきながら、集成をしてゆきたいと思っております。
コメントありがとうございます。
越屋根のHP、拝見いたしました。
群馬県内の越屋根に注目されていて、大変勉強になりました。
現代建築にも受け継がれているのが嬉しいですね。
前便メールの訂正
集成 → 修正 でした。