犬走りについて新人がまとめてみた
こんにちは!企画室の髙野です。
今回は私が普段仕事をしている中で気になった「犬走り」についてお話ししたいと思います。
犬走りは知っていましたが、役割まで考えたことはありませんでした。
ということでまずは「犬走り」とは何かについてお話ししていきたいと思います。
犬走りって?
「犬走り」と聞いてピンとくる方は少ないのではないでしょうか?
そもそも住宅用語として「家」と「犬」が結びつかないですよね。
そこでまずは「犬走り」とはどこを指すのか、なぜこんな名称なのか、お話ししたいと思います。
□犬走りってどこのこと?
犬走りとは基礎の周りのコンクリートや砂利で道のようになっている部分を指します。
実際に見てみると、ピンとくる方が多いと思います。
ほとんどの家で施工されていますね。
コンクリートで施工されているのを見たことがある方が多いと思いますが、最近では砂利での施工も増えています。
名前の由来は?
ではなぜ「犬走り」という名前になったのでしょうか。
それは犬が走れる程度の細さで作られたからなんです。
つまり犬の横幅と同じくらいの幅で施工されているということですね。
それにしてもなぜ「犬走り」なのでしょうか。「犬歩き」ではダメでしょうか。言いやすさの問題ですかね。
そんなことはさておき、次は犬走りの役割についてお話ししたと思います。
犬走りは家を守る
犬走りには大きく分けて3つの役割があります。
□雨の泥はね汚れから守る
まず1つ目は、雨の泥はねから外壁を守るという役割です。
犬走りがなく地面が土であった場合、吹き込んできた雨や屋根から落ちてきた雨が地面で跳ね、外壁を汚してしまう可能性があります。
犬走りがあればそういった汚れから外壁を守ることができます。
□環境整備
犬走りがあることによって草が生えるのを防ぎます。
よって窓を開けたら草が生えているなどということもなくなり、見た目が良くなるのはもちろん、生活しやすくなります。
草が生えていたら掃き出し窓から出づらいですからね…。
□虫対策
先ほどお話ししたように草が生えてこないことで、虫が近づくのを軽減することができます。
また地面を這うような虫の侵入を防ぐ効果が期待できます。
普段はあまり気にしませんが、犬走りも様々な効果があるのですね!
コンクリート?砂利?どっちがいいの?
犬走りとはいってもコンクリートと砂利があるのはすでにお伝えしました。
ではそれぞれにどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
□コンクリート
まずはコンクリートから見ていきましょう。
メリット
✓歩きやすい
✓掃除しやすい
デメリット
✓砂利に比べて費用が高い
コンクリートは平らなので砂利に比べて歩きやすく、掃除もしやすいです。
一方で砂利に比べて施工費が高いので覚えておきましょう。
次は砂利のメリットとデメリットを見ていきましょう。
□砂利
メリット
✓施工後の調整が可能
✓防犯性能がある
デメリット
✓歩きにくい
✓掃除がしにくい
✓犬や猫が寄ってきやすい
コンクリートでは一度施工してしまうと幅を変えたりすることは簡単にはできません。
しかし砂利であれば手軽に変えることができるのがコンクリートとの大きな違いではないでしょうか。
そしてもう一つ大きな違いなのが防犯性能があるということです。
砂利は踏むと音がするので防犯面を気にされる方にはいいですね!
一方で砂利の場合、コンクリートに比べて歩きにくかったり掃除がしにくいというメリットもあります。
また犬や猫はコンクリートよりも犬や猫が寄ってきやすいといことも覚えておきましょう!
コンクリートと砂利、どちらがいいという正解はないので、お庭をどうするかに合わせて検討してみるのもいいかもしれませんね!
まとめ
今回は「犬走り」についてお話ししてきましたがいかがだったでしょうか。
あまり普段は意識的に考えたりする部分ではないと思いますが、これを機に少し考えてみるのもいいかもしれませんね!
以上、「犬走りについて新人がまとめてみた」でした?