犬・猫と快適に暮らす家にするには?

今回は、犬・猫を飼っている方、いつか飼いたいと思っている方に向けた、ペットと快適に暮らすための家づくりについてお話しします。ペットと一緒に幸せな時間を過ごすためには、習性を理解し、それに合った環境を整えることが重要です。

この記事では、犬・猫が快適に過ごすための工夫やアイデアをたくさんご紹介します。ぜひ最後までお付き合いください!

犬・猫の習性

犬・猫が快適に暮らすためには、それぞれの習性を考慮した家づくりが必要です。

犬の習性

・体を動かすことが好き

・安心して過ごせる狭いところが好き

・寂しがり屋

・暑さが苦手

猫の習性

・高い所が好き

・日向ぼっこが好き

・不清潔は苦手

・縄張り意識が強い

犬と猫が暮らしやすい家

まずは犬にも猫にも共通する、ペットと快適に暮らすための家づくりのポイントをご紹介します。

犬と猫のための工夫①:滑りにくい床材

肉球が乾いていたり、肉球周りの毛が伸びている場合は滑りやすくなり怪我や足腰への負担に繋がります。そのため、なるべく滑りにくい床材にすることが大切です。

複合フローリングは表面がコーティングされているため傷やへこみに強い反面、つるつると滑りやすい床材です。対して、無垢床は複合フローリングのような表面がつるつるになるコーティングがされていないため、滑りにくいのでおすすめです。傷が付きやすい難点があるものの、柔らかく爪を立てて歩くことができ、しっかりと足を踏みしめて歩くことができます。

さらに、足腰に負担がかからないようカーペットやラグでクッション性を増すのもおすすめです。

犬と猫のための工夫②:安心できる場所

犬や猫は狭くて暗い場所を好む傾向があります。特に体調が悪いときや来客で慣れない人が来た時には安心して過ごせる場所が必要です。

ただし、犬は寂しがり屋な一面もあるので、家族の集まるリビングなどに落ち着ける場所を設けるのが良いでしょう。

犬 猫 家

犬と猫のための工夫③:臭い対策

ペットと暮らしていると臭いは避けられません。同じ空間にいると慣れて臭いを感じなくなりますが、帰宅時や来客時に臭いが気になるという方も多いのではないでしょうか?

こまめな掃除や換気をし、臭いを定着させないことが重要です。風の通りやすい間取りや窓配置にすることで、換気の効率を上げられます。また消臭効果のある無垢床や漆喰の壁、エコカラットは臭い自体を抑えることができます。

犬と猫のための工夫④:暑さ対策

犬は毛皮をまとっており、肉球からしか汗をかかない為、暑さに弱いとされています。猫は祖先が砂漠で暮らしていたこともあり犬よりも暑さに強いですが、家の中の環境によっては熱中症になってしまうこともあります。

とはいえ、一日中エアコンをつけっぱなしというのも猫や犬の身体への影響や電気代が心配です。

パッシブデザインは、建物の構造や材料などの工夫し日差しや風通しをコントロールするので、エアコンに頼らず室内を比較的涼しく保つことができます。真夏などはエアコンが必要になってきますが、エアコンを付けた場合でも、部屋を冷やす効率が高まるので電気代の節約に繋がります。

犬と猫のための工夫⑤:掃除のしやすい床や壁

ご飯やトイレのスペースは汚れやすいので、掃除をしやすい床や壁材を選ぶことで清潔な環境を維持できます。タイルやクッションフロアといった水に強い素材がおすすめです。

犬 猫 家

犬が暮らしやすい家

犬は運動が大好きで、日常の散歩や運動が必要です。日々の運動がスムーズに行えるような間取りを考えると良いでしょう。

犬のための工夫①:散歩後の動線

散歩後は泥や汚れを落とすために足を洗ったり拭いたりするのが一般的です。専用の洗面台や多少の汚れなら気にならない玄関と繋がった土間スペースがあるとスムーズに家に入ることが出来ます。

玄関はリードを付けたり、散歩に必要なものを収納したりするために広めの設計にしておくとゆとりが生まれます。

犬のための工夫②:ドッグラン

犬は広いスペースで思いっきり走り回ることが大好きです。庭にドッグランを作ることで、犬が自由に駆け回り、ストレスを解消できます。ドッグランにはフェンスを設置し、犬が安全に遊べるようにしましょう。

犬 家

猫が暮らしやすい家

猫は独立心が強く、自分のスペースを大切にします。高い場所から周囲を見ることが好きで、日向ぼっこを楽しむこともあります。

猫のための工夫①:キャットステップ

縄張り意識の高い猫は、見張りができ自分を優位に見せられる高い場所が好きです。キャットステップを設置することで、猫が自由に高い場所に移動できるようになります。また、上り下りによって運動不足防止にも役立ちます。

猫 家

猫のための工夫②:日向ぼっこスペース

猫は日向ぼっこが好きで、暖かい場所でくつろぐことが多いです。窓際に日向ぼっこスペースを作ることで、猫が快適に過ごせる環境を提供できます。日向ぼっこスペースには、猫が寛げるクッションやベッドを置くと良いでしょう。

まとめ

犬や猫と一緒に快適に暮らすためには習性を理解し、家づくりに工夫を凝らすことが大切です。

今回ご紹介したこと以外にも、ペットの性格や年齢によって快適な家づくりは変わってきます。自由度の高い注文住宅であれば、ペットに寄り添った柔軟な設計ができるので、犬や猫との暮らしをお考えの方はご検討してみてください。

様々な工夫を取り入れて、ペットと幸せな時間を過ごす家づくりを叶えましょう。

まずはモデルハウスにてご相談ください。