快適モニターの活用法【四季スマ57号】

今回はお引渡しの時にプレゼントしている「快適モニター」の活用方法についてご紹介します。無垢の床や家具、造作収納にも関係がありますので、参考にしてください。

住まいに温度と湿度は大切!

室内の温度や湿度が高すぎると「夏はカビ」「冬は結露」を発生させます。逆に、湿度が低すぎると乾燥して無垢の床のすきが酷くなったり、カウンター材と壁の間に隙間が大きくでることがあります。

湿度が高くなると自然素材の調湿効果で元に戻ることもありますが、極端な場合は板がそったり、ひび割れが入ってしまうことがあります。適度な温度や湿度は、住み手にも家にとっても良いことです。

快適モニターを活用して、より良い暮らしを見つけてみてください。

快適モニター

画像:illustAc

快適モニターの読み方

快適モニターには「不快指数計」「時計」「温度湿度計」が並んでいます。

「不快指数計」と「温度湿度計」は、快適とされる部分が緑色になっています。針がそのゾーンにあれば、一般的に適温&適湿の状態です。

好みはありますが、目安にしてください。

快適モニター

築7年、エアパスの家に暮らすスタッフの「快適モニター活用法」

本部 岡田淑美

梅雨が長かった年に不注意で和室にカビを発生させてしまいました…。その反省から「無垢の家でも温度と湿度の管理は大切」と意識しています。

とはいえ、毎日チェックして調整している訳ではありません!生活の中で時々チェックする程度です。そんな我が家の活用法をご紹介します。参考にしてみてください。

【湿度が高い時期(梅雨など)】

■快適モニターを見るタイミング

・数日雨が続いている時
・ジメジメした感じがある時

■チェックポイント

・湿度が65%を超えているか

■対策

・室内の換気扇(天井扇、レンジフードなど)をつける
・室内干しはやめて乾燥機にかける

湿度が65%を超えるとカビや結露が発生しやすくなります。まずは湿気を外に出す為に、レンジフードや天井扇、トイレや浴室の換気扇をつけます。また室内干しはやめて、湿気の発生も抑えます。状況に応じては除湿器を使用してもOKです。

※換気扇は通年つけておくのもおすすめです

【乾燥しやすい時期(秋~春)】

■快適モニターを見るタイミング

・朝から晩までエアコンや薪ストーブをずっとつけている時
・室内の空気の乾燥を感じた時

■チェックポイント

・湿度が40%を下回っていないかチェック

■対策

・リビングに近い場所に洗濯物を干す
・加湿器をつける(おすすめの加湿器は冬にご紹介予定)

湿度が40%以下になっていたら、空気が乾燥している状態なのでリビングや2階のスキップフロアに洗濯物を干します。冬は室温の方が高いので、乾きも早く便利です。室内干しをするスペースがない場合は、加湿器を使用してもOKです。

我が家では、バスタオルを薪ストーブの前に干したり、シーツや布団カバーを洗濯してリビングの梁に干しています(写真参照)。このように加湿器を使用せずとも洗濯物で調整しています。

快適モニター

自然素材の調湿効果も24時間換気も万能ではありません。お肌と同じように、適度なケアをしていただくと家や家具もより良い状態が長く続きます。それは、人にとっても快適であり感染症予防にもつながります。

快適モニターを活用して、ご家庭なりの温度や湿度環境を整えてみてください。

※2023.4.10発行の内容です

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