漆喰の汚れが気になったら【四季スマ56号】
日々のお手入れは時に不要な漆喰の壁。しかし「うっかり汚してしまった」「手垢が気になってきた」ということはありませんか。今回は、そんな時の漆喰のお手入れ方法をご紹介します。どの方法も、初めて行う場合は念のため目立たない場所で試してから行っていただくと安心です。
参照:photoAC/illustAC/花王
●黒ずみや手垢汚れ
・鉛筆で書いてしまった
・カバンなどを擦って色が写ってしまった
・手垢汚れがきになる
といった場合は、消しゴムで擦るときれいになります。
※消しゴムが汚れていると、汚れが移ってしまう場合があります。擦る際には、きれいな部分で擦ってください。
消しゴムで落ちない場合
メラミンスポンジやサンドペーパー(#180/#240)でやさしく擦ってください。メラミンスポンジを使用する場合は、乾いたまま使用してください。
※サンドペーパーで擦る場合は、擦りすぎに注意しましょう。(漆喰の厚みは2~3mmです)
●飲料・調味料の汚れ
醤油やコーヒーの汚れも小さいものであれば、落とすことができます。付いてしまったら、できるだけ早く綿棒に少量の漂白剤を付け、汚れの部分をやさしく数回トントンと叩くことで落とせます。漂白剤の臭いが付きますが、徐々になくなります。
※漂白剤は、付け過ぎや木部に垂れないように気を付けてください
※漂白剤を使用する際は、ゴム手袋やマスクの着用、換気など使用方法に従ってください。
●メンテナンスでの補修
築後約1~5年の間は、無垢の柱・梁・枠・カウンターと漆喰の壁との接合部にすき間ができる場合があります。これは木の収縮によるもので、メンテナンスの際にお声掛けいただければ補修させていただきます。
※補修をしても再度起きてしまう場合がありますが、徐々に少なくなります。
●傷、割れなど気になることはご相談ください
傷をつけてしまった・割れてしまったという場合も補修が必要です。すぐに補修をしなくても大きな支障はありません。点検の際にお声掛けいただくか、気になる場合やお急ぎの場合はご連絡ください。その他、こんな場合はどうしたら?というものがありましたら、メンテナンスまでご相談ください。
※2023.1.15発行の内容です
何かご不明な点がございましたら、
メンテナンス係までお気軽にお問い合わせください。