アクセントウォールとは?壁紙・木などの素材別事例や、おすすめの場所をご紹介

アクセントウォール

壁の一部を異なる素材や色に変えるアクセントウォールは、おしゃれな家を建てたいという方に人気です。お部屋の大きな面積を占める壁を変えることでお部屋の雰囲気をがらりと変えることができます。

とはいえ、長く住み続けるお家ですから、「失敗したくない」「飽きてしまったらどうしよう」などの不安もあるのではないでしょうか?

そこで今回は、アクセントウォールのメリットデメリットや、アクセントに用いられることの多い素材、アクセントウォールにおすすめの場所をご紹介します。

アクセントウォールとは

アクセントウォールとは、壁の一部の素材、色を変えて空間にアクセントをつけた壁のことを指します。通常、お部屋の壁は白色などの一色で統一されますが、アクセントウォールをつくることでおしゃれで個性的なお部屋を作れます。

メリット

空間が引き締まる
アクセントウォールを取り入れることで、自然と視線が向かうフォーカルポイントが生まれ空間にメリハリがもたらされます。お部屋に入ったとき最初に見せたい場所の壁にアクセントを持ってくるのがおすすめです。

機能性の向上
使用する素材によっては、調湿効果や防水効果、抗菌作用が期待できます。

デメリット

圧迫感を感じる場合がある
部屋の大きさや色の選び方によっては、狭く感じられることがあります。気になる場合は、圧迫感を感じにくい明るめの色を選んだり、小さい面積でアクセントをつけたりすることで空間の狭さが緩和されます。

下の写真のように手前の壁を明るい色に、奥の壁を濃い色にするなど色の濃さを変えることで、遠近感を強調し空間を広く見せる方法もあります。

アクセントウォール

飽きる可能性
流行のデザインや強い個性の柄を選んだ場合、数年後に飽きてしまうことも。長く使えるデザインを意識すると良いでしょう。

アクセントウォールに使われる素材と特徴

クロス

比較的安価なことから手軽に取り入れられる素材です。多様な色や柄が選べるため、個性的な空間づくりに最適。

抗菌性や消臭効果、防カビ効果などが付いているクロスもあります。

アクセントウォール

タイル

モダンな雰囲気や高級感が演出できるタイル。

水や汚れに強く、耐久性も抜群です。水はねが気になる洗面所や、調味料などで汚れやすいキッチン周りにおすすめ。拭き取るだけで汚れを落とすことができます。

アクセントウォール

自然な木目が空間に温かさを与えてくれます。無垢の木は香りに癒されるほか、調湿効果も期待できます。

無垢床と組み合わせれば統一感が生まれ、床とともに年月を経て色艶が増していく過程を愉しむことも。

アクセントウォール

高級感を演出できる石。照明によって浮かび上がる石特有の凹凸が美しいです。

アクセントウォール

漆喰

調湿効果、消臭効果、耐火性に優れた自然素材です。

塗り方次第でさまざまな模様がつくれます。壁の一部だけ他と塗り方を変えることでさりげなく変化をつけることが可能です。間接照明と組み合わせると陰影が際立ちます。

アクセントウォール

シラス壁

漆喰と同様、自然素材のぬり壁として知られるシラス壁。

調湿効果、消臭効果などの機能は漆喰と同じですが、シラス壁にはカラーバリエーションがある点が異なります。ぬり壁の質感を味わいながら、色の変化によるアクセントを愉しむことができます。

アクセントウォール

アクセントウォールのおすすめ設置場所

玄関

家に入って最初に目に入る玄関。訪れる人におしゃれな家という印象を与えたい場合にぴったりの場所です。

靴の汚れや臭いが気になりやすい場所でもあるので、傷や汚れの目立ちにくい素材や、消臭効果のある素材を取り入れると良いでしょう。

アクセントウォール

リビング

家の中で広い空間を占めるリビングは、アクセントウォールで雰囲気が大きく変わります。目線が集まる、ソファーの背面やテレビ周りに取り入れることで、部屋全体が引き締まります。

家族が集うことが多い場所なので、居心地の良さを優先したシンプルなデザインがおすすめです。

アクセントウォール
アクセントウォール

寝室

人生の3分の1を費やしていると言われる睡眠。その長い睡眠中に過ごす寝室はお気に入りの場所にしたいものです。

来客が入らない場所でもあるので、アクセントウォールを取り入れるハードルが高いという方におすすめの場所です。

アクセントウォール

トイレ

小さな空間だからこそ、思い切った柄や色を取り入れやすいのがトイレの魅力です。狭い範囲なので、少し個性的なアクセントを試してみてはいかがでしょうか。

アクセントウォール
アクセントウォール

まとめ

アクセントウォールは、部屋の印象をガラリと変える効果的な手法です。クロスや木、タイルなど、素材によってさまざまな空間を演出できます。デザイン性だけでなく、調湿や傷防止といった機能面が追加できるのも魅力です。

自然素材を使った家づくりを検討中の方には、木や漆喰、シラス壁などがおすすめです。アクセントウォールも自然素材で合わせることでお家全体の一体感が生まれます。

同色、同素材で統一されたお部屋もまとまりがあり素敵ですが、アクセントウォールで遊び心も取り入れてみてはいかがでしょうか?