住まいのお手入れ~汚れやカビを知って予防しよう~【四季スマ66号】

高温多湿の季節に目立つのがカビ。増えてしまうのには原因があります!季節柄、水を使った掃除はしやすいのでしっかり掃除をして、汚れやカビをふやさない水回りを作りましょう!

参照:東京ガス/フマキラー

浴室に多い滑りとカビの種類と掃除方法

<特徴>

  • 皮脂や石鹸カスを栄養に増加
  • 繁殖スピードが速い

<掃除方法>

  • スポンジなどで軽くこする
  • 見かけたら小まめに掃除する

トリートメント中など、入浴中のちょっとした隙間時間に「今日は1番上の棚」「今日は風呂蓋を重点的に」とやるのがおすすめ

黒カビ代表「クラドスポリウム」は早めに撲滅!

<特徴>

  • 胞子を飛ばして増加
  • 植物の根のような「菌糸」を張って目地やパッキンの隙間に侵入
  • 根を張ると落としずらい

<掃除方法>

  • 50℃以上の熱湯を1分以上かける
  • 塩素系の洗剤で落とす

掃除をしているのにすぐにカビが目立つ気が…

もしかすると天井のカビが原因かもしれません!カビは胞子となって浮遊しますが、上から下に移動しやすいため、天井にカビが生えていると浴室全体にカビの胞子がばらまかれているような状態になってしまいます。掃除をしても天井にカビがあればそこからカビが増殖してしまいます。

<掃除法>

掃除用のワイパーにシートをつけて掃除するとやりやすいです。煙タイプの防カビ剤も有効です。

カビを増やさないポイント!

  1. 浴室の水分を無くす:お風呂上りになるべく水分を拭き取ったり、水切りワイパーで水気を落としましょう。
  2. 換気扇はドアを閉めて24時間:ドアを閉めた状態で換気をする設計になっているので、ドアは閉めてつけっぱなしに。
  3. ながら掃除で溜めない:シャンプーボトルなどの下もピンクカビの温床。やる曜日を決めるなどして習慣に!

キッチンまわりは除菌&換気でカビ予防

キッチン回りは、黒カビが発生しやすい場所。食べカスや石鹸カス、湿気が原因で発生します。黒カビは胞子を飛ばして増えるので、見つけたら上に記載した掃除方法で早めに除去するとともに、発生させない工夫もしていきましょう!

カビを発生させないポイント!

  1. キッチンの水分を無くす:使った後は水気を拭き取りましょう。キッチン周辺の窓の結露にも要注意です!
  2. 換気扇や窓を使って換気:高温多湿になりやすいので、加熱調理中以外でも換気を心掛けましょう。
  3. アルコールで除菌:黒カビが気になるところに、アルコールスプレーを吹きかけるのも効果的です。キッチンなので食品成分の除菌スプレーが安心です。

掃除方法をご紹介しましたが、小まめにやるのもなかなか大変です。とはいえ、カビは溜めてしまうと落とすのも大変ですし、浮遊した胞子でアレルギーなどを引き起こすこともあるそうです。湿気・温度・汚れが揃うと、増えてしまうので、どれか1つを減らすことから始めて「自分なりの汚れやカビを溜めない掃除習慣」を作っていきましょう!

※2025.7発行の内容です

何かご不明な点がございましたら、

メンテナンス係までお気軽にお問い合わせください。

四季スマ通信66号 記事一覧