ダイニングとは?テーブル選びやレイアウトで快適な空間に
毎日の食事や団らん、お子さまの宿題など、家族が集まることの多いダイニング。ひとえに「ダイニング」と言っても、家族構成やライフスタイルによって最適な形は様々です。
今回はダイニングの家具選びやレイアウト、収納アイデアまでダイニングにまつわる情報を幅広くご紹介します。ぜひ自分の暮らしに合ったダイニングを見つけてみてください。
ダイニングとは?
ダイニングとは、主に食事をする場所を指します。
間取り図などでは「D」と表記されることが多く、キッチンの近くに配置されることが一般的です。よく聞く「LDK」はリビング、ダイニング、キッチンがまとまって一つの空間になったものを指しています。
リビングもダイニングもどちらも家族が集まる場所ですが、それぞれ異なる役割を持っています。リビングが家族がくつろいだり、テレビを見たりする「休息の場」であるのに対し、ダイニングは食事をしたり家族で会話を楽しんだりする「食事・団欒の場」として用途が分けられています。

ダイニングテーブル選び
ダイニングの主役となるダイニングテーブル。その選び方一つで空間の印象や使い勝手が大きく変わります。テーブルを選ぶ際には、家族の人数や部屋の広さ、そしてどのような使い方をしたいのかを具体的にイメージすることが大切です。
サイズについて
一般的に、1人分の食事スペースは幅60cm×奥行40cmほど必要とされています。この大きさを基準に考えると、4人で座るテーブルは幅120cm×奥行80cmとなります。ただし大皿料理やお鍋を囲んだ食事をする場合は狭く感じることがあるため、ゆとりをもったサイズを選ぶのがおすすめです。
テーブルの形
長方形のダイニングテーブル
最も定番の形。家具屋での取り扱いが非常に、デザインやサイズの種類が豊富なので、ご自身の希望に合ったものを見つけやすいです。
壁付けして配置することができるため、部屋のスペースを有効活用できます。角にぶつかると怪我の危険があるため、小さなお子さまのいる家庭では注意が必要です。角が気になる場合には片側が半円型になっているダイニングテーブルもあります。


円形のダイニングテーブル
角がないため、小さなお子さまがいるご家庭でも安心して使えます。丸い形がお部屋をやさしい印象にしてくれます。
3人など奇数の人数で座る場合でも、椅子を均等に配置しやすくバランスが取りやすいです。テーブルを囲んでいる人の顔が見えやすく、会話が弾みやすいのもメリットです。
角が無い分、使える面積は長方形に比べて狭くなります。また、壁にぴったりとつけることができないため配置に広い空間が必要となります。

椅子選び
チェア
一般的な一人用の椅子。座る位置を自由に調整したり、椅子の配置を簡単に変えたりと柔軟に使えます。
家族の成長や変化に合わせて必要な数だけ買い足したり、デザインの異なる椅子を組み合わせて個性的な空間を演出したりすることも可能です。

ベンチ
座れる人数や場所が固定されていないため、来客時には寄って座ることで普段より多い人数でも使用できます。背もたれのないベンチであればどこからでも座ることができます。椅子を引くスペースを必要としないため省スペースでの配置が可能です。

ソファ
食事の時だけでなく、読書やティータイムなどくつろぐ場所としてもダイニングを使いたい方にぴったりなソファダイニング。ダイニングとリビングを兼ねることで限られたスペースのLDKでも広々と過ごせます。

レイアウト
対面型ダイニング
キッチンとダイニングテーブルを対面する形で配置するレイアウト。料理をしながらダイニングの様子が見えやすいのがメリットです。
キッチンに対してテーブルを垂直に配置する場合と、平行に配置する場合があります。


横並びダイニング
キッチンとダイニングテーブルを横並びに配置するレイアウト。キッチンとダイニングとの行き来がしやすいため、配膳や片付けがスムーズに行えます。

↓もっと横並びダイニングを知りたい方におすすめ
カウンターダイニング
キッチン前の壁にカウンターを設けたり、オープンキッチンの一部をダイニングとして使ったりするカウンターダイニング。キッチンとダイニングとの距離が近く、料理中のコミュニケーションが捗ります。テーブルを置かなくて良いのでダイニングスペースを抑えられ、リビングを広々と使うことができます。


↓もっとカウンターダイニングを知りたい方におすすめ
畳ダイニング
畳を敷き、掘りごたつやローテーブルを設けてダイニングに。畳の上で足を伸ばしてくつろげるため、食事中もリラックスした姿勢で過ごせます。食事以外の時間もゴロゴロと横になったり、お子さまの遊び場として活用したりと、多目的に利用できます。来客時には座布団を敷くことで座る人数を増やせます。

ダイニング収納
家族があつまる場所ゆえに、置いておきたいものなどが多いダイニング。
ついダイニングテーブルの上にティッシュや文房具、お子さまの宿題、郵便物などを放置してしまいがちではないでしょうか?食事のたびにテーブルの上の物を片付けるのも地味に大変な作業です。常に片付いたダイニングを保つためにおすすめの収納をご紹介します。
デスクコーナー
在宅ワークやお子さまが宿題をする場所としても使えるデスクコーナー。ダイニングの一角に設けることで、郵便物やチラシ、学校からのお知らせなどの一時置き場としても使えて非常に便利です

ニッチ
キッチン前の壁の厚みを利用した収納スペース。ティッシュケースや卓上調味料、カトラリーなどを収納しておけば、食事中や食事の準備中にサッと取り出すことができます。コンセントを付けると、携帯の充電やホットプレートに使えて便利です。

さいごに
家族が集まり食事を愉しむダイニング。食事の場としてだけでなく、家族のコミュニケーションの場やくつろぐ場としても大切な場所です。
ご家族の人数や来客の多さ、家事のスタイルによって、理想のダイニングの形は様々。今回ご紹介した情報が理想のダイニングづくりの参考になれば幸いです。